トランスクリプト[]
9月26日
作戦開始から三時間ほどしか経ってないが俺のチームで生残ったのは
俺と相棒のキャンベルだけだ。まったく想像を絶する。
ゾンビの数がブリーフィングの時とはケタ違いだ。
この街はとっくに死んでいる!
俺たちはウィルス抗体を投与されているがここまで環境感染が
ひどいと感染する危険もありうる。今度ばかりは生きて帰れないのか。
9月27日
生き延びるために神経を研ぎ澄まし、ついに時計塔にたどりつくことができた。
俺達は必死だった。生き残るために傷ついた仲間から武器を奪いとり、
市民をおとりにして危機を切り抜けた。
俺達はそうやって子供の頃から戦場を生き抜いてきたんだ。
その俺の前にひとりの娘が現れた。この街の生存者だ。
娘は俺の目の前で飢え死にした妹にうりうたつだった。
9月28日
俺はすぐにでも脱出するつもりだった。しかし娘にはその気がなかった。
一緒にいた父親が、妻の眠るこの街を離れないといったからだ。
俺は何とか娘を助けたい。だが、
キャンベルは「俺達だけ生き延びられればいい!」と怒鳴った。
ああ、いつもならそうするさ。しかし、いまの俺には・・・。
この時計塔もすでに危なくなっている。
だが、もう二度と過ちを犯したくない。
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