『バイオハザード6』(BIOHAZARD 6, 英題:RESIDENT EVIL 6)は、カプコンより発売されるプレイステーション3、Xbox 360、Windows用ゲームソフト。バイオハザードシリーズの第9作目にあたる。
概要[]
2012年1月20日にティーザーサイトがオープンし、1stトレーラーにおいて同年11月22日発売予定と発表されたが、4月11日に10月4日への発売日変更が発表された。それに合わせて、2ndトレーラーでは発売日の数字が変化する演出が取り入れられている。
体験版[]
Xbox 360版では、2012年7月3日よりXbox LIVE マーケットプレースにて、PS3版では、9月4日よりPlayStation Storeにて、それぞれダウンロード開始予定。また、同年5月24日に発売予定の『ドラゴンズドグマ』では、本作の体験版を先行ダウンロード出来るコードが数量限定で同梱される[1]。
ストーリー[]
それぞれ立場の異なる、3人の主人公の視点から物語は進行する。
- レオンストーリー
2013年、アメリカ。ラクーンシティを壊滅させたバイオハザードから十数年後。アメリカ合衆国大統領アダム・ベンフォードは、世界中を脅威にさらし続けるバイオテロに歯止めをかけるべく、ここ『トールオークス』でラクーン事件の真相の公表を決意する。その傍らには彼の友人であり、事件の生還者でもある大統領直轄のエージェント、レオン・S・ケネディの姿もあった。
ところが講演当日、これを阻むかのように会場で大規模なバイオテロが発生。大統領はゾンビへと変わり果ててしまい、彼らに襲いかかろうと手を伸ばす。最早制止の声は届かず、苦悩の中、レオンは引き金に指を掛けた。程無くして、傍にいたレオンの同僚ヘレナ・ハーパーは、涙を滲ませながら呟いた。
「私が…この事態を引き起こした…」
- クリスストーリー
これと時を同じくして、国連管轄下の対バイオテロ組織『B.S.A.A.(Bioterrorism Security Assessment Alliance)』のクリス・レッドフィールドが率いる部隊は、何者かに捕らわれた国連高官を救出すべく、未曾有のバイオテロに見舞われた中国沿岸部の街『蘭祥(ランシャン)』へと降り立った。
「俺は何から逃げていた? その答えを知らなければ、永遠に前へは進まない」
半年前のあるミッションで抱えたしこりを残したまま、それでもクリスは先へと進んでいく。
- ジェイクストーリー
東欧の紛争地域『イドニア共和国』。反政府軍の傭兵ジェイク・ミューラーは、この日も過酷な戦場を駆け抜けていた。先の見えない泥沼のような戦況の最中、突如現れた素性の知れない女性から戦意高揚を謳う“栄養剤”が配布され、ジェイクらは疑いも無くそれを投与する。すると、彼らの肉体は次々に変形し始め、悶え苦しみ出す。そんな状況にあって、ただ1人ジェイクにだけは何の変化も起きなかった。異形へと姿を変え、襲いかかる傭兵達から辛くも逃れた彼の前に、「ある指令」を受けた1人の女性が現れる。合衆国エージェント、シェリー・バーキン。彼女もまた、あの忌まわしきラクーン事件の生還者だった。シェリーはジェイクにこう告げる。
「あなたは、世界を救う存在なの」と。
しかし、彼はまだ知らない。アルバート・ウェスカーから引き継いだ“呪われた血”が自分に流れているということを…
登場人物[]
- レオン・S・ケネディ(Leon S.Kennedy)
- 主人公の1人で、アメリカ合衆国大統領直轄のエージェント。ラクーン事件当時は、ラクーン市警察(R.P.D.)へ着任予定の新人警官だった。同市脱出後にシェリー・バーキンと共にアメリカ政府に拘束されるが、自らの自由とシェリーの身柄保全を交換条件に、エージェントとして生きる道を選択する。これまでに数々のミッションを成功に導いており、今では政府が最も信頼を寄せるエージェントに成長している。
- クリス・レッドフィールド(Chris Redfield)
- 主人公の1人で、対バイオテロ組織『B.S.A.A.』の部隊長。ラクーン事件当時はR.P.D.内の特殊部隊『S.T.A.R.S.』の隊員だった。4年前に因縁の敵アルバート・ウェスカーとの決着をつけ、その後もB.S.A.A.隊長として最前線でバイオテロ撲滅に向けて尽力している。
- ジェイク・ミューラー(Jake Muller)
- 主人公の1人で、東欧にある『イドニア共和国』で反政府軍の傭兵として生きる青年。父親のいない家庭に育ち、幼少期から貧困と幾多の戦火を潜り抜けてきた。少々捻くれた性格の持ち主で常に憎まれ口を叩き、「信じられるのは己の力と金だけ」を信条としている。
- ヘレナ・ハーパー(Helena Harper)
- アメリカ合衆国エージェントで、レオンの同僚。トールオークスでのバイオテロ発生時は、USSS(アメリカ合衆国シークレットサービス)に出向中で、大統領警護の任務に当たっていた。
- ピアーズ・二ヴァンス(Piers Nivans)
- B.S.A.A.北米支部に所属する若き隊員で、クリスの部下。クリスをして「将来B.S.A.A.を背負って立つ存在になる」と言わしめるほどの存在で、優れた戦闘能力を持ち、人柄も良い。なお、『週刊少年チャンピオン』にて2012年13号より連載している公式漫画『バイオハザード〜マルハワデザイア〜』に先行登場している。
- シェリー・バーキン(Sherry Birkin)
- ラクーン事件の要因となったG-ウイルスの開発者であるバーキン夫妻の1人娘。『2』では、僅か12歳の少女として登場していた。かつてレオンやクリスの妹クレア・レッドフィールドに助けられ、地獄と化したラクーンシティから生還するも、レオンと共にアメリカ政府に拘束される。“G生物”と化した父ウィリアムによって植え付けられた“G”の力を理由に、長年に亘り政府の監視下に置かれていたが、合衆国のエージェントとして生きる事を条件に、ようやくある程度の自由を手にする。優しい性格で、「自分のような存在をもう二度と出したくない」との思いを抱いている。
- アダム・ベンフォード(Adam Benford)
- 2013年現在のアメリカ合衆国大統領で、レオンにとってはラクーン事件以降からの恩人・旧友。政府高官時代にレオンをエージェントとして迎え入れる。トールオークスにてラクーンシティ壊滅の真相を声明として発表しようとした矢先、バイオテロの被害に遭い、ゾンビ化してしまう。
- イングリッド・ハニガン(Ingrid Hannigan)
- 『4』にも登場した、アメリカ政府機関のサポート要員。本作でも無線通信によりレオンの作戦行動をバックアップしており、トレードマークの眼鏡も健在。
- 謎の女性
- レオンとクリスが共に追う女性。突如イドニア共和国に現れ、反政府軍の兵士達に戦意高揚を謳った、得体の知れない“栄養剤”を配布する。
登場用語[]
- C-ウィルス(C-Virus)
- 物語本編の半年前にイドニア共和国でその存在が確認された、新種のウィルス。感染者は変異の過程で蛹化し、一旦活動を停止するが、その繭の中では更に激しい変異が繰り返されており、その後“完全体”となり姿を現す。
登場クリーチャー[]
- ゾンビ(Zombie)
- ナンバリングタイトルとしては久々の登場となる、シリーズ初期定番のクリーチャー。本作では走る、飛びかかる、武器を使うなどといったこれまでに無い動きを見せる。
- ジュアヴォ(J`avo)
- セルビア語で「悪魔」を意味し、B.S.A.A.によって名付けられた。言葉を理解し、また話すことも出来る上、複雑な連帯行動や高度な武器も操れる。傷を負っても再生する能力があり、再生が追い付かないほどの深手を負った場合は別の形状に変異することもある。
脚注[]
- ↑ "ドラゴンズドグマ NEWS>その他". カプコン. 2012-04-21 閲覧。
外部リンク[]
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